旧態依然 out-of-date 2005 6 7

 お役所は、昔に比べれば、行政サービスの質が向上したと思います。
地方自治体の首長に、改革派の首長が増え、
そうした首長が、日々、改革に努力した成果だと思っています。
 私は、改革が難しいのは、むしろ民間企業の方だと思っています。
地方自治体は、たとえ首長が旧態依然としていても、
議会やマスコミが黙っていません。
さらに、住民の監視もあるでしょう。
 しかし、民間企業には、こうしたものはないのです。
議会(株主総会)は、年に1回で、マスコミは、企業の経営には何も言わないでしょう。
 だから、社長が変わらなければ、会社も変わらないのです。
社長が旧態依然のままならば、会社だって、旧態依然のままなのです。
 こうした現状に、社員は気がついているかもしれませんが、
さすがに、社長に意見をする社員はいないでしょう。
(社長というものは、本人が努力しない限り、たいてい「裸の王様」になります)。
 そういうわけで、お役所よりも、民間企業の方が、改革は難しいと思っています。
民間企業で改革が遅れれば、どうなるか。
それは、倒産です。
しかし、避けることができた倒産もあるのです。




































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